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綺麗な雪のオブジェ   美味しい野沢菜
[ 2011/01/25 ]
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AM7:30 外気温:−10℃ 天気:晴れ 路面:雪

 昨夜のうちに雪が降りました。外の景色は茶色くなったり真っ白になったり、毎日コロコロと変化しています。
 今朝の雪もフカフカでした。車が走ればその後ろは見えなくなるくらい雪煙が舞い上がります。庭の枯れ草は、頭の上にフンワリ雪を頂いても、首を曲げるほどの重さがありません。
 朝日を浴びて雪と氷をまとった枯れ草がキラキラ輝いていました。雪が積もった朝は、遠くを見ても近くを見ても、足元を見てさえ自然の美しさに息を飲んでしまいます。
 冬の原村へ来られたら、朝の5分でも10分でも良いですから「雪の美しさを見てみよう」という目で外を見ることをお勧めします。心の持ち方で、物の見え方って違って来るものですね。

 皆さんは、冬に楽しみにしている食べ物って何かありますか?アンコウや鴨、カニ、白菜や大根なんかも美味しくなりますね。私は信州へ来てから大の漬け物好きになりました。とりわけ野沢菜漬けと白菜のキムチ漬けが大好きです。
 両方とも自分で漬けています。昨年暮れには野沢菜を沢山頂けたので、2樽も漬けることが出来ました。毎日でも食べたいので、極々シンプルかつ減塩を心がけて粗塩だけで漬けています。
 更に、食べる前には30ほど水に晒して塩抜きをし、薄味で頂きます。パリパリポリポリ沢山食べてしまうのですが、野沢菜漬けは生き物です。日に日に発酵が進んで味が変化していくのがわかるのですよ!
 暮から1月半ばまでは“浅漬け”で、甘味とヌメリが有ってとっても美味しいんです。市販されている野沢菜ではこの浅漬けを味わうことはまず出来ないのではないでしょうか。
 1月半ば以降4月頃までが“本漬け”になります。所謂市販されている野沢菜の味かな?
 4月以降は“古漬け”です。色もそれまでのグリーンから茶色を帯びてきます。味にも酸味と深みが出てきます。このまま食べても美味しいのですが、一度味抜きをし、本だし、唐辛子、鰹節などをたっぷり入れて炒めた物は絶品です。我家の娘はこれが一番大好きで、「未だ古漬けにならないの?」ってしょっちゅう聞いて来るほどです。
 12月から5月までの半年間、この野沢菜を味わえる楽しみは寒い信州ならではなのでしょうね。

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