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旨いネギと松食い虫だべ
[ 2011/03/24 ]
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 AM7:00 外気温:−6℃〜−7℃ 天気:曇り 

 今朝の空は真っ白。八ヶ岳も少し雪を戴いているのでパッとしない景色です。でもきっと、こういう景色を見慣れるからこそ八ヶ岳の本当の美しさに感動できるのでしょう。(画像1)
 
 畑に目をやると長ネギが寒風に吹かれていた。滋味をタップリ吸った冬の原村の長ネギをぶつ切りにして、網焼きにしてオリーブオイルと塩でマリネして頂くととっても甘くて旨い!多少の寒さもこの冬の滋味を体へ取り入れれば乗り越えられる!(画像2)

 薪割りをしますとね、割れた薪は割り台の上から飛び散ったり、割り台の下へ倒れ落ちたりするんです。斧を振り下ろした後の割り台には、台に刺さった斧しか残らないことが“多い”んです。
 ところが、“多い”んですって言う事は、“少ない”チャンスもたまには有るわけで、そんな時は割り台の上に画像の様な芋虫が残っているわけです。(画像3)
 この芋虫の正体は“松食い虫”だと思っていたのですが、今日は桑の木を割っている時にこぼれ落ちてきました。「君は桑食い虫か?」なんて思いながら次の一刀で潰さないよう、他所へ避けておきました。
 この虫は、樹皮と木部の間に潜んでいるようで、樹皮を剥がすとポロポロと落ちてきます。
 さて、この松食い虫、避けておいたのは良いけれど、どうしたら良かんべ?娘のハムスターに与えようとしたら娘が泣いて嫌がるし、取りあえず缶カラの蓋に入れて傍へ置いておきました。
 そう言えば、「昔、原村では食糧難の時に松食い虫を食ったもんだ」なんて話を聞いたことも有ったっけ。でも、こんなもん、どうやって食ったんだべ?踊り食い?焼いて?もしかしたら祝い事の時に、わずかなもち米とわずかな小豆に混ぜて赤飯として焚いたら虫の頭の色が小豆に紛れ、虫のタンパク質が固まってコメの硬さと同じくらいになって、赤飯のかさを増やすのに役立ったのかも。
 なんて考えてるうちに腹が空いてしもうて、館内に入って昼飯を済ませた。一服して薪割り作業を続けようと思うて缶カラの蓋に目をやって驚いた。さっきの松食い虫が1っぴきもいねえ。きっと、冬で食いもんがねくて腹空かせた鳥が頬張ったんだべ。ワレ、ええことさしたんだべな。
 って、どこの言葉かわからないですが今日の画像の説明でした。
 最後の1葉は今朝の薪ストーブ。食堂内がやけに冷えるので、割った薪ではなくて小枝を多くくべました。燃えやすく、短時間で熱が上がるのです。1時間もすると館内がポカポカして来るのでその後は大きな薪を日に3度ほどくべてやります。8画像4)

 

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