私のパートナーのラブ。とっても臆病で、薬缶の蒸気音が立ち始めると尻尾を股に挟んで私にすり寄って来る。小型犬に追い回され、寝たふりを決め込んでも効果なしと悟ると、やはり私の椅子の下へ潜り込んで保護を要請。 そんな彼女が大好きなのがボール投げ。遊んで欲しくなると、お決まりの青いボールをくわえて来て横でチョコンと座る。私が気付かないふりをして体の向きを変えると、彼女も体の位置を変え、一定の位置を保とうとする。 いじらしくなって「ボール頂戴」と言って吐き出させ、投げること数十回。彼女は飽きないんだなぁ。ま、大抵は3〜4回投げて「ハイ、おしまい!」と言えば彼女は納得してストーブの前で猫のように丸くなる。 こんな彼女も西表島から連れて来て早10年。今は海辺を走るより新雪の中を転げまわるのがお気に入りのようだ。
|