数日前まで雪がチラつき、シャクシャクと霜を踏んで歩いていたのに、突然庭で“春”を見つけてしまいました。そうです、「見つけました」ではなく、「見つけてしまいました」って言うほど唐突で、驚きにあふれた嬉しい発見だったのです。花の蕾が顔を出している! 白黒TVの時代にカラーTVが出現したように、モノクロの景色の中に“色”が出現したのですから。 こんなに、とってもとっても小さな事に心が大きく動いたのは久しぶりの様な気がします。やはり震災のことが心に影を落としていたのかな? 日本中の皆さんが身の回りで小さな春を探してくれるといいですね。少なくてもその瞬間は心の中が春色になるかもしれません。
ラブがトイレを訴える目。庭へ連れ出し、庭木の間で用事を済まさせていると、飼い主の腹が張って来た。 普段人気が無いペンションマリンスノーの周りだし、特に気にすることも無く尻の力を緩めると、尻の持ち主の予想以上のガスが抜けだした。「ブボボボ!」。 まさかと思いつつも反射的に後ろを振り返ると、メインストリートを1人のアスリート風格好をした女性が足早に歩いて来る。しかも目が合ってしまった!「ブボボボ!」に気付かれないわけがなく、とっさにラブを指差してしまった。が、彼女の眼は疑いも無く「犬がそんな音立てるわけね〜だろ!」って言う色を浮かべていた。 あ〜、自己嫌悪。穴があったらその女を押し込んでしまいたかった。んっ?自分が穴に入らなきゃいけないの?
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