お客様の夕食時、お子様連れの方には必ず声をかけます。「朝方は17℃くらいまで気温が下がりますので必ず窓を閉めてお休み下さい」。お客様の反応は決まって「え〜っ!!」です。原村で暮らして11年目、“お盆を過ぎれば寒い日が有る”が普通になってきましたが、標高が低い所にお住みの方には、とっても奇異な環境に感じられるようです。 夕食後、原村を初めてお訪ねのお客様から聞かれました。「関東地方では温暖化のせいで猛暑だの酷暑だのっていう言葉が生まれているくらいですが、ここは寒くなる方の異常気象なのですか?」って。なんだか原村を異国の土地の様に感じられているようでした。「いえいえ、原村も温暖化しています。夏は暑く、冬は暖かくなってきています」ってお応えしたら、「え〜っ、これで暑くなっているのですか?」と、驚きのご様子でした。 確かに耐えがたいほどの蒸し暑さの中で暮らしていたら、ここは別天地の様に感じられるかも知れません。暮らしてしまえば普通に「今日は暑いなあ」なんて思ってしまいますが次元が違うのですね。残暑が無く、代わりに寒さの到来で体の震えが始まるのが早い原村から残暑お見舞い申し上げます。
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