[ タイトル一覧へ ]
本格的霧氷  
igaiga [ 2012/01/16 ]
 朝の気温:−8℃ 天気:薄曇り 路面:日陰に圧雪・凍結あり

 今朝は短時間、霧が発生しました。霧が晴れた後は目をみはるばかり、息を飲むばかりの霧氷が出現しました。霧氷は、細い木の枝枝全てに空気中の水分(霧)が凍りつきます。一面真っ白な景色になり、本格的な霧氷の朝は感激しっぱなしです。
 霧氷は、放射冷却の朝、グッと気温が下がり前日の湿度が比較的高めの時に出現します。このため日が昇り気温がグッと上がり始める朝のうちにはみえなくなってしまうのが普通です。しかし今朝は薄曇りでなかなか日が昇らなかったので、気温も低い状態が続きました。おかげで10時半くらいまで目の保養が出来ました。
 温泉樅の湯の近くに私の両親が住んでいます。標高が1200メートルくらいで、車で5分くらいなのですがマリンスノーより150メートルほど低い所です。わずかな差なのですが滅多に霧氷を見れることが有りません。80歳も半ばにかかり、外出の機会がめっきり減ったため、今朝は所用ついでに両親を車に乗せて霧氷見物をしました。
 車中での会話です。
 私「今日ね、マリンスノーの辺りの霧氷がすっごく綺麗だから   用事をしに行く前に見に行こうね」
父母「うん」
5分後、霧氷の景色に囲まれて
 父「お〜、綺麗だなぁ。これは見応えあるわ。」
 母「・・・」
 私「お婆ちゃん、霧氷だよ。見えてる?」
 母「うん」
5分後、霧氷を見終えて下界へと下る車中の中で
 母「まこと、さっき上へ登って行ったのは何で?もしかしてわ   ざわざ霧氷を見に行ったの?」
 私「えっ?えっ?うん。」ガクッ、ガクッ、カクカクカク…
物の価値観って、人によって違うものだなぁって、つくづく思いました。母にとって、霧氷はただの白い景色でしかなかったのかもしれません…。
 

▲このトピックスの先頭へ戻ります