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原村に出る幽霊はマリンスノーにとってはありがたいのです。
igaiga [ 2012/06/04 ]
 来館中の中学生。ピアスにサングラス、剃り込み。最初はどうなることかと思っていましたが、言うことをよく聞いてくれるしお手伝いはしてくれるしでとても良い子たちでした。今日は昼間、農家体験をして来て夜は私のガイドでナイトハイクへ行ってきました。ナイトハイクで恐れているのは迷子です。だらだら歩いて集団を乱したり、ガイドを抜いて歩いて行ってしまったり、手におえない中学校もありました。
 今日の生徒たちは集団を乱すことなく私の後ろからほぼぴったりくっついて歩いてきてくれました。約45分も歩くのですが、その間中ずっとです。これにはちょっとした技があるのです。それは、出発前に全員を食堂へ集め、原村に出没する幽霊の話をするのです。これは効果抜群で、体が大きかろうが口のきき方が悪かろうが屁ばかりここうが皆、歩き始めからずっと私のそばを離れません。まして、森の中の暗闇ばかりを選んで歩きますから「やべぇ、恐えぇ」「一人にされたらチビリそう」などと、弱気を恥ずかしがる風もなくつぶやきながらついてきます。ペンションビレッジの明かりが見えてくると途端に「な〜んだ出ねぇじゃ〜ん」って騒ぎだし、ガイドそっちのけで歩き出してしまうのですが。
 ところで、原村に出没する幽霊のお話、これはホントなんですよ。ペンションのオーナーや中学の先生も目撃しています。今夏も節電が叫ばれていますが、ただでさえ涼しい原村へ肝を冷やしに節電旅行に来てみませんか?

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