カンボジアへ来てようやく念願の遺跡巡りです。 アンコールトムのバイヨン遺跡から、タプローム、アンコールワットへ。どこも歴史と人間が宗教へ寄せる強い願い、自然へ対する畏敬の思い、などなどを感じましたが、特にアンコールワットは圧巻でした。カンボジア人が国の宝と大切にし、世界中から多くの観光客が1年中絶える事無く訪れる理由がよくわかりました。事前に読んだ資料の微々たる知識と、実際に目にした光景だけでも、私のようなチンケな人間が感動するには十二分でした。 第3回廊まで上がり、参道から南大門までを見下ろした際には、息をすることさえ汚らわしく感じるほど神々しい景色に驚きました。見惚れました。足が動かなくなり、そこで時が止まってしまって欲しいと思いました。涙が湧き出る感動だったのです。娘も、上手く口で表現できないながらも、「この景色、やばい・・・」と言った切り固まっていました。 あー、シェムリアップへ来て良かった。こんな感動は今まで無かった気がするし、これからもそうそう無いだろうな・・・。
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