この連休は、秋晴れの良い天気が続きそうです。原村では青い空が広がり、藪の中からはコオロギなどの羽音が盛んに聞こえてきます。 私が飼育している鈴虫約50匹は、この夏も存分に耳を楽しませてくれました。毎日キュウリやズッキーニなどの野菜を交換し、熱帯魚の餌を補充する手間は大変でしたが、お客様に「わ〜、鈴虫の声が綺麗!」とか、「懐かしい音色!」などと喜んでもらえた時は「頑張って飼育してきてよかった」って思います。 中には、うちの家内や娘のように、「カマドウマやゴキブリとおんなじじゃん!」なんて思っていた人もいるかも知れませんが・・・。 大活躍してくれてきた鈴虫たちの羽音にも、ここへ来て衰えが感じられます。「リーンリーン」と言う音に透明感がなくなり、しゃがれた様な変な音に聞こえるのです。羽が擦れて痛みがひどくなってきたのだと思います。そろそろメスがオスを食べる共食いが始まり、メスの産卵期になるのだと思います。恐ろしい世界ですが、来春、また真っ白な可愛い赤ちゃんたちが生まれてくるために避けて通れない道なのです。
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