トラブル�@　
　夕食１時間前になって停電！厨房の中は窓が小さいので、ほぼ真っ暗になってしまいました。カンテラとランタンを全て出してきましたが、この不自由さにはとってもストレスを感じます。
　家内と二人で右往左往していましたが、夕食直前になってパッ！と電気が点いたのです。日頃あまり感じない電気のありがたさを痛感した瞬間でした。

トラブル�A
　今日のメインデイッシュは“牛肉の赤ワイン煮”で、マッシュポテトとニンジングラッセ、インゲンの炒め物を付け合わせました。
　私はニンジングラッセが好きですし、半端に人参を残したくなかったので、丸々２本の人参で３８個のグラッセを作りました。お客様の夕食に必要なグラッセは２８個でしたから、１０個のグラッセが余りました。
　お皿をお客様の人数プラス１枚並べ、２個づつのグラッセを並べていき、最後の皿には家庭用として１０個のグラッセを山積みしました。全ての付け合せを並べ、肉を置き、ソースをかけてさてサーブ！
　ところが、厨房内に残った１皿の上には２個のグラッセが乗っていました。ゲゲゲゲ！山盛りグラッセの皿はどこへ？
　恐る恐る食堂をのぞいてみると、ご婦人が山積みのニンジングラッセを顔をしかめながら一生懸命に食べてくれていました。「お〜い、わが娘さん、気をつけてくれ〜！」それにしてもこのご婦人、怪訝に思ったことでしょうね。向かい合うご主人の更にも隣席のお客様の皿にもグラッセは２個づつなのに、自分の皿だけ肉より多いグラッセの山が乗っていたのですから。ご婦人には申し訳なかったのですが、厨房の中でお腹を抱えて声を出さずに笑うのが辛かったです。