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生気を吸い取られました
igaiga [ 2019/07/19 ]
 今日も雨・・・
 カピちゃんとゴロゴロするYuki。普段から活発な彼女のこと、さぞやストレスが溜まっているのだろうな。
 そのうち館内をウロウロし始めましたが、彼女の役に立つものと言ったら・・・カピちゃん、彼女の布団、カミカミ。だけの筈でした。なのに、フッと私と目が合ってしまいました。その彼女の表情の中には、キラキラ光る眼光。一瞬でしたが、私には不吉なキラメキにしか見えませんでした。
 獲物を見つけた猫が、上半身をかがめながら獲物に近づくような姿勢で、ゆっくり、しかし確信に満ちた足取りで歩み寄ってくるYuki。彼女は、蛇ににらまれたカエルよろしく身動きできない私の眼前で立ち止まりました。その距離、彼女の鼻息で私の鼻毛がモゾモゾするほど。
 椅子に座る私の両腿は、体重30キロの彼女の両前足に踏み押さえられて動けません。
 その姿勢のまま、彼女の顔が私の顔の眼前へ近づいてきて・・・昔、こんなことが有ったような(デジャヴュ)・・・でも相手は犬じゃなかったような・・・
 彼女の顔が、ゆっくりと横へ傾きかけたとき、修行が足りない私は、相手が犬であることを忘れ、目を閉じてしまったのです。手で押しのけるべきだったのに。
 その瞬間、彼女の長くて太くてニュルニュルの舌が私の口の中へ・・・。
 今日の画像は雨天で生気がないYukiと、私から生気を吸い取った後のYukiです。 生気を吸い取られた私の今は、ブヨブヨです。

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